子供の絵本を購入しようと本屋さんに行った。
絵本は自分で買ったもの以外にも、
兄弟や知り合いに譲ってもらったもの等、うちにもいっぱいある。
子供によって好みも別れ、なかなか気に入る本を探すのが難しい。
値段も様々で、譲っていただいた本の中で、本屋で同じもの見つけた時、
意外と高額なことにびっくりすることもある。
今回、目が留まった『MOE絵本屋さん大賞2021』を受賞している本
『あんなに あんなに』ヨシタケシンスケ
↑ 画像をクリックすると試し読みできます。(amazon)
賞を受賞している本なら間違いないだろうと少し浅はかな気もしたが、
試し読みさせてもらった。
1ページ、2ページ目は文字はなく、
イヤイヤ期くらいの”ダダをこねてる”子供と、
困ったというよりあきれた表情の母親のイラストだ。
子育てをしている親なら、『ある、ある。』と共感できる場面だと思う。
読み進めていくと、いろんな場面での母親と子供のやりとりをイラストで表している。
中でも、子供が寝ている姿にはびっくりした。
自分の娘(2歳)が寝ている姿と全く一緒だ。
なんでこんな変な寝方をするのだろうと不思議だったが、『あるある』だったとは。
さらに進むと、絵本の内容と、自分の子供が重なり、少し涙が出てきた。
本屋さんで試し読み中に、中年の男が涙を流していると、
かっこ悪い気がしたので『いかん、いかん。』とその場を離れた。
子供の絵本を探しに来たのだが、
子どもというより親向けではないだろうか?
と少し迷ったが、結局購入した。
帰って妻に見せて読んでもらったが、自分よりも涙もろく、ボロボロ涙を流していた。
素晴らしい絵本に出会えた。