子供が苦手だった自分が、好きになったきっかけ(接し方の変化)
昔から子供は苦手だった。
子供が嫌いなわけではない。
子供と接する時は、子供用に接し方を変えなくてはならない。
キツイ言い方はできないし、大人と同じように会話はできない。
元気な幼児くらいの子だと、こちらの気持ちを無視して、無邪気にからんでくる。
とても可愛いが接し方が分からない。
ニコニコして嬉しそうな顔を、
自分が話しかけることによって真顔にでもなったら、
『やってもうた。』と、とても焦ってしまう。
機嫌を損ねないようにと変に気を使ってしまい、
親しい友人の子供でさえも、ろくに話しかけてあげられなかった。
要するに自分は子供と接するのが苦手だった。
そんな自分だったが、自分の子供(娘)が誕生してから変わった。
我が子と接する内に、子供の接し方が分かってきた。
分かってきたというより、子供を喜ばせたいという気持ちが自然に芽生え、
体の動作で喜ばせたり、顔の表情で喜ばせたり、
いかに喜ばせるかということだけ考えるようになった。
自分の行動で笑ってくれたらこちらも楽しく、繰り返すうちに、
子供が好きになっていった。
我が子を可愛いと思うのは当然だろうが、
他人の子供までも可愛いと思うようになってきた。
接しにくかった幼児のからみが、
『クスッ』と笑えてしまったり、こちらから話しかけたくなるほどになった。
ここまでくると逆に、なぜ、こんなにも苦手だったのだろうと考えてしまう。
1人で考えた結果、たぶん子供の
『機嫌を損ねないように』という感情から、
『喜ばせたい』という感情に変わったからだと思う。
子供を好きになった自分が、 見てて面白い子供の行動 を発見した。
幼稚園くらいの子が元気に『ワ~。』と自分の前を走って通り過ぎていく。
親が『走ると危ないよ!』と遠くから注意しているが、知らんぷりだ。
見えなくなったと思ったら、突然、『わーん。』という声と共に、
泣きながら帰ってくる。
親が『だから言ったのに。』と注意した直後には、機嫌が直り、
また『ワ~。』と走り出す。
この行動を会う度に毎回繰り返す、甥っ子(6歳)。
細かすぎて伝わらないかもしれないが、毎回笑わせてくれる。