人と接する時に理不尽な対応をとられることがある。
1.仕事で自分は悪くないのに、悪いとされて怒られる。
2.お店で雑な接客を受けてしまう。
3.友人に貸したものを、返してもらえない。
その様な対応を受けると
自分はイライラしてしまうが、
考え方によって、この理不尽な対応というのはとらえ方が変わってくる。
『理不尽』という言葉を調べてみると、
簡単に言うと道理に合わないこと、あるいは矛盾していること、筋が通らないことなどを意味する言葉である。
※weblio辞書から引用
自分の持っている常識に対して、そぐわないのかということだとも思う。
例えば、
『職場であるシステムを利用する場合に、操作に対して間違いがあり、管理者に怒られた。(事前に丁寧な説明がなかった。)』
怒られた側は『説明がない。』と主張するだろうし、
怒った側は『操作する前に、自分で調べて使うべきだ。』と主張する。
このような時、
お互いが『理不尽な対応をとられた。』と思っているのではないだろうか。
職場で上司、先輩に理不尽な対応ばかりされると思う人はそもそも、その人とは考え方や常識が違うのかもしれない。
どちらが正しいかは、分からないが。
逆に部下、後輩がという場合もあるだろう。
少し話をしてお互いの考えが理解できたら、
もしかしたら、
イライラが解消されるかもしれない。
ほかには、
『お金を貸した友人がいつまでたっても、お金を返してくれない。』
お金を貸したAさん、Bさんの意見として、
Aさんは、『貸したお金を返してくれないのは間違っている。理不尽だ。』
Bさんは、『お金を貸したら大体の場合、返ってこない。返してほしいと願うのなら、貸さない方がいい。』
理不尽だと感じているのは、Aさんだけである。
自分はどちらの意見も間違ってはないと思うが、自分の周りの人はBさんの意見が多い。
Bさんは、『お金が返ってこなくても仕方がない』と納得はするかもしれないが、次からはその人を助けることはないだろう。
『理不尽だ!世の中、間違えている!』といった意見をたまに聞くが、
自分の考えに対して理不尽なのだろうから、
『相手がなぜそのような対応なのか?』
『なぜそのような仕組みになったのか?』
を考えて理解できれば、
理不尽だと思わずイライラもしないかもしれない。
最後に、
みんなそうだと思うが、
幼児がどのような態度をとっても、
『こいつ、理不尽だな!』
とは思わない。
なぜかというと自分の場合は
『何にもまだ知らないから。』とか、
『物事を理解できてないから。』とか理由になる。
大人に対しても、
あまりに理不尽だと感じ、イライラしてしまった時、
これを当てはめると意外とスッキリする。
自分の専門分野や熟知している内容でなければ使えない考えだが。
スッキリした後に落ち着いて話し合ってはどうだろうか。